5.いつもチロといっしょ…


いつもチロといっしょ…

チロは、いつも私と一緒です。どこに行くにも一緒です。
私が出かける準備を始めると、目ざとく見つけというよりいつもと違う行動を私が取ることは、
彼女にただならぬ雰囲気を感じ取らせます。
ジーッと私を観察し、自分が連れて行ってもらえるのかどうかを判断します。
連れて行ってもらえるという判断が出ると、私の近くに来てワンと言います。
連れて行ってよ!と、知らないふりしてるともう一度ワン、ワンと言います。・
人間の言葉にすると、ワン、ワンと同じですが、犬の言葉では連れて行ってよと言っています。
声の出し方、高低、強い弱い、感情が入って、おねだりなのか、連れて行ってくれよ!と強く言うときなど、
人間の言葉のワン一つでは表現しきれないものです。
多種多様な、感情表現があります。
人間と同じだといっても過言ではないくらいです。

連れて行ってもらえないと判断すると、さっさと自分のハウスに入り、居眠りの準備を始めます。
私の方はもう一切気にしないで、自分の世界・眠りの世界に入って寂しさを忘れようとします。
私が出かけていく姿も見ようとはしません。
一人でいることがどんなにも頼りなく寂しい気持ちになるのか、外の世界の一切のもの・ことへの関心が消えてしまったかのようです。
何時間かして、私が帰宅すると、自分のハウスのある部屋から、タッタッと元気よく希望に満ちた軽い足取りで走って来ます。
そして、いてもたってもいられないというように、あっちに行ったりこっちに来たりグルグル回ってみたりと
嬉しさを体ごと表現しています。

二人だけの彼女との生活はとても満足な毎日です。
彼女と一緒にいるときは、時間がゆっくり過ぎていきます。
人生の大切な時間を彼女と共有している喜びと感動に満ちています。
私が机に向かって仕事をしている時は、私の腰かけているイスの後ろに
長々と寝そべっています。
彼女にとっても、安心で満たされた時間ではないかと思います。




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