3.オリンピックが終わって・・・オリンピックが終わって・・・ オリンピックの期間中、必死になってテレビに向かっていたのは、多分私ばかりではないでしょう。 このコロナの中、観客はいない。 観客のどよめきもない、観覧席に人も見えない、さみしいオリンピックであったけれど、 意外と、普段のオリンピックで見られないものを見られたのではないかと、これは偶然だけれどもラッキーだったと思い始めた自分がいました。 観客がいれば、当然、テレビから観客のどよめきが聞こえてきます。 そうすると私は、観客と同じように、みんなと同じところで喜び、声を上げ、良かった良かった、あるいは残念だったな〜!と 同じところで、同じように喜び感動する、テレビのプロデューサの思いのままに、日本全国同じ気持ちになって寝床について今日は楽しかった。うまくいった。良かったな〜、一日が終わるところでした。 これが、毎日毎回のオリンピックでした。 ところが、今回のオリンピックは人がいないので今一つ乗れない、となると考える時間ができてしまうのですね。 自分の時間が出来て、自分だけの考えに流れていくのです。 そうするともろに、自分の世界に浸りきって、とんでもないことを考えたり、空想の世界に遊んだりし始めます。 その上に、酒を飲みながら見た日にゃ、もう滅茶苦茶になってしまうのは致し方のないことです。 お酒を飲んで出来上がってしまったら、 うまく行った選手には、立ち上がって右手を振り上げて、大声を出す、やった〜! 周りのうちは気にしないで、同じテレビを見ているから大丈夫。 周りも、大きな声を出しているよと自分に言い聞かせ、気にしない。 ストレスは、も〜もう存分発散されます。 次に、うまくいかない選手には、一緒になって泣く。 あなたは、頑張ったのだから、何も落ち込むことはないよ、テレビの中の選手に向かって言います。 |